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添乗員の旅だより

Vol.4「忘れ物にはご用心」

営業部加藤 勉

大家好(ダージャハオ)「みなさんこんにちは」!

初次見面(チューツーヅェンミェン)「はじめまして」!

私がこの仕事を始めてまだ間もない頃。当初は中国語もまったく分からずに右往左往していましたが、最近になってもまだ理解できずに逆に最近では中国の人々が日本語で話してくれる始末です。最近の中国も国際化・近代化の一途を辿っています。私が最初に中国という国に訪れたのは入社間もない頃、中国湖南省武陵源を訪れたときの事です。

旅も最終日となり夜遅く湖南省から北京に到着し、翌日早朝日本へ帰国するという日の前夜、北京空港近くのホテルで1泊。深夜でしたが初めての北京という事でどうしても『天安門』が観たい!思い立ったが吉日。「タクシーで行ってみよう!」とホテルを出て、流しのタクシーでも拾おうかと思いひとりで通りへ出る。しかし深夜のためか一向にタクシーが走っていない。やっとタクシーがつかまるも日本人と分かるや否や走り去られる。そうのこうので3台目のタクシーでやっと乗せてもらえる。しかし行き先を伝えるが英語がまったく通じない!。中国語風に『天安門!』と言ってみるも一向に通じない・・。そうだ!。日本と中国は同じ「漢字」を使う国なんだ!。筆談だ!。『我 行 天安門!!』とノートに書き運転手へ渡す。何とか分かってくれたのかやっと出発。片道1時間かけ本当に着くのか?と不安に思いながらもやっと念願の天安門!ライトアップされ綺麗なこと・・・。ん?でも目的は達成された途端尿意を催す。周りを見回すがトイレらしき建物はまったく無い。天安門前で立小○は到底出来ないし・・。困った・・・。そうだ筆談だ!。ここでも運転手さんに『我 小便! 何処厠所?』とノートに走り書きやっとの思いで近くのホテルのトイレへ寄ってもらう。いやぁタクシーの運転手さん・・ありがとう(謝謝)。でも皆さん大丈夫ですよ!最近の中国はみんな日本語通じます!。通じない場合でも皆さん「筆談」を使えば大丈夫!!(笑)。

それから数年経過後・・・・

そんなこんなで少しは成長したかに見える今日この頃、団体のお客様と上海から日本へ帰る際『みなさん、忘れ物大丈夫ですか?今から出国審査場へご案内します』と忘れ物があってはならないと大きな声を張り上げてお客様へ注意をうながす。しかし無事お客様を機内にご案内後なんと自分の背広がないではないことに気がつく。『あ!自分の背広の上着チェックインカウンターへ忘れてきた!』時既に遅し。新調ばかりのスーツと携帯を中国の空港に忘れてきたのであった。すでに飛行機は空の上・・・。みなさんご旅行の際には忘れ物にはくれぐれもご注意を・・・・。

(山新観光 加藤 勉)