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添乗員の旅だより

Vol.5「~常夏の楽園ハワイへ~」

営業部枝松 淳雄

誰もが一度は行ってみたいと思う。一度行ったら、また行きたくてたまらなくなる。そんな旅先がハワイのホノルルです。この常夏の楽園(使い古されてもこのフレーズがはまります)を、この冬しばらくぶりに訪れました。

成田から乗り込んだ機材は、ANAの最新鋭A380(写真参照)。

2階建ての客室はなんと520人収容で、そのスケールたるやまさに巨艦です。ただ、気持ちのいいフライトに求められるのは、機材以上に搭乗客の満足度評価。この点、ランキング・トップの常連は日系航空会社です。というわけで、空の旅は快適そのもの。ホノルル空港には予定より30分も早く到着しました。

目的地の土を踏む前に済まさねばならないのが入国審査。世界から観光客を集める空港だけに、長時間の入国審査で有名です。前回の経験から、お客様にも予めお伝えしていたところ、入国審査ブース前はガラガラ、、、。「こっ、これは一体」 この道ウン十年ながら、想定外の事象に軽い焦りを覚える私でした。現地旅行会社によれば、原因は中国からの観光客。ハワイの島々に溢れかえっていた団体旅行客が、お国の海外旅行規制のためあっという間に消え去り、その後に発生した歴史的静寂でした。

さて、ホノルル観光の定番といえば、多彩なオプショナルツアーを楽しんだり、お手軽にトローリーバスでアラモアナショッピングセンターやダイヤモンドヘッド巡ることです。他にも、お楽しみの選択肢は各方面にこれでもかと用意され、誰もが思い思いの時間を満喫できるのが、選ばれる旅先のトップを占める理由でもあります。

こんな八方美人的観光地につきものなのが、「名物に旨い物なし」の食評価です。しかし、ロコモコや揚げパンのマラザダなどローカルフードの代表格を前に、この諺は通用しません。また、なぜなのかは別にして、パンケーキ目当てにハワイを目指すスイーツファンが多いことも報告しておきましょう。ホノルル周辺には、多数の人気店がパンケーキの味とインスタ映えを競い合っています。

ホノルルはまた、世界各地の料理が集まり、それぞれの有名レストランがしのぎを削るグルメシティでもあります。あえて一番人気を挙げるなら、NY発祥の人気ステーキ店「ウルフギャング」になりましょうか。熟成肉と格式の高さを売りものに各国に展開、ホノルル店はワイキキ中心部にオープンし早や10年ですが、いまだに大人気と聞き、午後9時に入店を試みました。がしかし、店内は満席で入口には長蛇の列。熟成肉Vs山形県産牛味くらべは次回延期となりました。ご利用は予約(WEB可)をお勧めします。

旅先の食を巡るにつれ、恋しくなるのが日本食です。ラーメン店、居酒屋、お好み焼き店など、国外を感じさせないほど、ホノルルには日本食店が軒を並べています。難点は価格のみ。ラーメンが約15ドル、ABCストアやコンビニのおにぎりが約2.5ドル、カップラーメンが約3ドルと日本の2倍のお覚悟を。

帰路のホノルル空港チェックインも入国時と同じガラガラ状態。普段は1時間かかる出国手続きが10分で終了しここも想定外の出来事でした。

オアフ島は日々を心ゆくまで楽しみ近いうちにまたこようと思わせるところです。

何度でも訪れたいホノルル、何度訪れても飽きないハワイ。あなたもぜひ。