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添乗員の旅だより

Vol.3「タイ国際航空でルーシーダットン体験」

佐藤洋

 2019年10月、タイ国際航空が仙台空港に再就航し、バンコク-仙台線の運航が開始されました。バンコク発の就航初便は、機体にタイの王室御座船が描かれた特別塗装機で、仙台空港に到着すると、空港の消防車による放水アーチで歓迎を受けていました。

 

 就航初便の折り返し便に乗って、バンコク/プーケットに行ってきました。11月はタイのベストシーズンと言われ、快晴のビーチはリゾート気分を大いに盛り上げてくれます。

 プーケットのビーチは白人の家族連れが多い印象で、しばらく前まで大変多かった中国人観光客がここ最近は減少気味との事。変わって日本人が来てくれたら大変うれしいと現地ホテルのマネージャーは期待していました。

 

〈プーケット2019.10〉

ルーシーダットン

 タイと言えば日本と同じ仏教国。様々な寺院、仏閣も見どころの一つです。

 今回の旅の中で一番印象深かったのは、タイ式ヨガ「ルーシーダットン」の体験でした。体験会場は、あの黄金色に輝く長さ46mの寝仏様(涅槃像)で有名な、バンコクの王室寺院「ワット・ポー」です。

 ワット・ポーはバンコク最大の王室寺院ですが、東洋医学としてのタイ式マッサージの総本山でもあります。敷地内にはタイ古式マッサージの学校もあり、マッサージを受ける事も出来ます。このマッサージ学校の玄関前で、ルーシーダットンの教室は毎朝行われており、飛び入り参加も可能です。

 ルーシーダットンとは、ヨガに似たタイ式健康法です。呼吸を整えつつ、ゆっくり手足を伸ばしていくもので、元々は127のポーズもありましたが、現在残っているのは24ポーズ。そのうちの15ほどのポーズをこの教室で体験する事ができる、との事です。

 写真の石像のような姿勢で静止し、タイ語で3~2~1とカウントダウン。年齢に関係なく出来る健康法ですが、このポーズは、しなやかな肉体を誇った頃が遠い過去となったわが身にとっては、だいぶキツイ方のポーズでした。(キツイ時は座ってやってもOKとの事です)

〈バンコク 2019.10〉

 ワット・ポー内には、ルーシーダットンのポーズを象った石像が他に幾つもあります。

 最後まで頑張ったあと、頂いたお茶をグイっと飲み干すと、なんだか寿命が延びるような気がしてきます。日頃の不健康な暮らしを振り返る事ができるのも、旅に出ているからこそかもしれません。

 タイの観光地は他にも沢山あります。仙台空港からタイへの定期便就航で、隣県である山形県からタイ・バンコクへも大変行きやすくなりました。

 このルーシーダットンの教室も含めて、ぜひ実際に現地でご体験下さい。

 

それではみなさまよい旅を。